シレイコンShilleikonはバングラデシュの少数民族モニプリの人々が置かれている困窮した経済状況を改善を目的として設立されました。シレイコンとは彼らの言葉で創造センターです。その名の通り、シレイコンでは手工芸品の生産・販売を核にして、雇用機会の少ないモニプリの人々に現金収入を得る道をひらき、伝統工芸の保護育成に力を入れ、また最近ではモニプリの住む僻地で圧倒的に不足している医師、看護婦、電気技師、機械技術者などを育てるための奨学金制度も整えました。また、同じくバングラデシュの少数民族であるラカインの人々の生活向上もシレイコンの活動目標に加えられ、今日も積極的に活動を続けています。
シレイコンに勤めて4年目になるモニプリ族のナナチャさんは、「やはり仕事が多い時は疲れるけど、収入が増えるから嬉しいです。冠婚葬祭の時とか病気の時とか、まとまった現金が無いと困るので、こうして現金の収入がある仕事はとてもありがたいです」と話しています。
まだあどけなさの残るナナチャさんですが、経済の動向にはいつも注意を払っているといいます。「月によっては注文が少ない時があります。そんな時は、出来高制ですから生活が苦しくなりますよ。子供の頃から母親や姉の傍らで手伝いながら織を覚えてきましたから、難しい模様を入れたベッドカバーやランチョンマット等でも、だいたい何でも注文はこなせるのですが、注文が来なければどうしようもありませんからね。」
(参考:シャプラニールのHPおよび冊子・手工芸品を通した身近な海外協力)