普通の貿易とどう違うの?



フェアトレードの商品は街中のアジア雑貨店に並んでいる商品とどう違うの?

ずばり、生産者が受け取る金額がちがいます。途上国でフェアトレード製品を生産している団体はほとんどが非営利で、より多くの賃金を生産者に払うこと、より多くの生活困窮者を雇うことを目的としているので、私達が製品に対して支払う金額のより多くの部分が生産者に渡ります。一般には利益を出すことを目的に生産しますので、雇用は最低限に限られ、賃金もギリギリに押さえられています。私達が製品に対して支払う金額の多くの部分が利益として事業所有者のものになり、生産者には少ししか渡りません。

また、フェアトレードは子供を働かせて生産されたものは扱っていない事です。名書「ブランドなんかいらない」で詳しく書かれていますが、途上国の工場では違法に子供を使って生産コストを下げている事が少なくありません。ブランドメーカーから発注をうけた工場が、このような低コストの工場に下請けさせることもたくさんありますが、市場に並んでしまえば我々消費者にはまったく分かりません。インドやタイで小さな子供たちがたくさん狭いところに押し込められて小さな宝石を磨いているのを見かけたことありませんか?

最後に環境に対する配慮が違います。フェアトレードは生産者の生活向上を目的としていますので、環境が破壊されても利益が出ればよいというような考え方をせず、長期的視野で持続的に発展していくことが可能な方法を取ります。例えば手すき紙を生産しているフェアトレード団体では、森の資源を全て取り尽くして紙にしてしまうのではなく、毎年生産が続けられるように森の資源を守るための規則を自ら確立し地域のみんなで尊守しています。

フェアトレードは雑貨や手工芸品だけでなく熱帯の作物、例えばコーヒーや紅茶も扱っています。この場合にもやはり一般の貿易との一番の違いは生産者が受け取る金額です。これら熱帯の作物は、価格の変動が激しく、時として農家の生活が成立たないほど低くなってしまうこともあります。フェアトレードの輸入業者はそのような時、一般商社のように市場価格で買い付けるのではなく、農家の生活が成立つように考慮し「フェア(公正)」な価格で買い付けています。

 

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