フェアトレード現地生産者紹介 アジア クンジビーズ



もし生まれついた家庭が貧しく農作業を手伝うだけで学校に行かせてもらえなかったら?もし女子の教育に関して軽視する習慣があって学校に行かせてもらえなかったら?女は結婚して子供の面倒を見ていれば良い?女が外で働くものじゃない?

しかし、実際、一家の大黒柱である夫に先立たれたりするケースは、栄養・衛生状態、治安、医療設備等あまり良くないネパールでは、少なくないのです。そうすると子供たちを養うために自分で収入を得なくてはなりませんが、女性である上にさらに読み書きさえ出来ないとなると、仕事を得ることはたやすいことではありません。

そんな状況を少しでも改善しようと、女性起業家クンジャナさんは1991年に、ネパールの伝統的アクセサリー作りの技術を女性たちの収入づくりに活用するために、クンジビーズを設立しました。設立当初は、伝統的なデザインの単純なネックレスを簡単に手に入る素朴なガラス・ビーズで作っていました。その技術は特別なトレーニングや設備投資を必要とせず、ごく小額の原材料購入資金が必要なだけでしたので、何とか軌道に乗せることが出来、創業後すぐに、多くの貧困女性たちに仕事を廻すことが出来るようになりました。

クンジャナさんの活躍により、しだいに販路が広がってゆき、それに連れ商品の種類も増え、ガラス・ビーズもすこしづつ豪華にファッション性のある物に変ってきました。今では地元だけでなくネパール全域へ、そしてフェアトレードのチャンネルを通して国境を越えて欧米・日本へも輸出されています。

事業の発展に伴い女性達も、少しずつ高度な技術が求められるようになってきています。熟練者は更に高度な技術を身に付けるべく各自研究と練習を重ね、また後から入ってきた未熟練者は先輩の指導を受けながら技術を磨いています。現在では、常に50人を超える女性たちがクンジビーズで働いています。

(参考:Verda vol.7 ネパリ・バザーロ)

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