●グローバリゼーション関連書籍(日本語)
★コーヒー、カカオ、米、綿花、コショウの暗黒物語―生産者を死に追いやるグローバル経済
著者: ジャン; 新品 Y 1,680
表題の一次産品の国際市場を歴史的経緯も含めて分析し、生産者が現在おかれている惨状を解説。
また、脚光を浴びるフェアトレードの現状とその問題点を明示し、フェアトレードの限界にも言及。
各国政府、国連、多国籍企業を抱き込んだ包括的な国際一次産品貿易枠組みの必要性を提言。
★地球買いモノ白書
著者: どこからどこへ研究会; 新品 Y 1,365
本書は、お互いに顔も知らなかった者同士が集まり2年半にわたって続けた
「どこからどこへ研究会」が、消費される膨大な「モノ」の背景を探った一冊。
第1部で取り上げたのは、いずれも身近な9つのモノ。身のまわりにある無数の
モノのなかから、海から来たモノ、森から来たモノ、工場でつくられるモノなど、
なるべく多様なストーリーが見えてくるように選んでいる。
第2部では、この9つから見えてきたことを整理して、わたしたちに何ができるかを
考える素材を提供するとともに、氾濫する情報に上手にアクセスするための
ノウハウを紹介した。
★エビと日本人
著者: 村井 吉敬; 新品 Y 777
エビフライ、天ぷらなど、1人平均で年に70匹。世界1のエビ消費国・日本は、その9割を
輸入に頼っており、エビはいまや輸入食品の中でも首位の座にある。だが、一体どこで
どのように獲られているのか。インドネシアでトロール船に乗り、台湾で養殖の実情を
見るなど調査を重ねてきた著者が、日本とアジアとの知られざる関係を語る。
★バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ
著者: 鶴見 良行; 新品 Y 777
スーパーや八百屋の店頭に並ぶバナナの九割を生産するミンダナオ島。その大農園で
何が起きているか。かつて王座にあった台湾、南米産に代わる比国産登場の裏で何が
進行したのか。安くて甘いバナナも、ひと皮むけば、そこには多国籍企業の暗躍、農園労働者
の貧苦、さらに明治以来の日本と東南アジアの歪んだ関係が鮮やかに浮かび上がる。
★カラー版 バナナとエビと私たち
著者: 出雲 公三; 新品 Y 840
日本のスーパーなどでは、安い輸入食品があふれはじめている。日々食べている物は
どこから来ているのか。誰がつくっているのか。安ければいいのか。主人公のユミとタカシは、
エビやバナナのふるさとまで旅をして、さまざまな問題を発見していく。輸入大国日本の今を
マンガでわかりやすく描く。
★徹底解剖100円ショップ―日常化するグローバリゼーション
著者: アジア太平洋資料センター; 新品 Y 1,680
なぜ、100円という値段で販売できるのか? 誰がどこで作っているのか? 100円ショップや
中国・タイほか国内外の主要産地を徹底取材。安さの秘密と地域への影響や労働条件など
問題点に鋭く迫る。
★貧困と不正を生む資本主義を潰せ―企業によるグローバル化の悪を糾弾する人々の記録
著者: ナオミ クライン; 新品 Y 1,680
一国独裁に突き進むブランド国家・アメリカの傲慢とグローバル化に対抗する運動はどのように
はじまったのか。『ガーディアン』ほかのメディアに掲載されたコラム、エッセーや未発表の
スピーチ原稿をまとめる。
★ブランドなんか、いらない―搾取で巨大化する大企業の非情
著者: ナオミ クライン; 新品 Y 3,570
1999年の11月、シアトルで開かれたWTOの会議に5万人の市民・活動家が集結し、激しい
抗議行動を繰り広げた。テレビには、マクドナルドの店舗を襲う一部の人々の姿も映しだされた。
なぜ5万もの人が集まり、そしてなぜ攻撃対象がマクドナルドなのか――。
本書はその背景にある、いま欧米で盛んな反企業・反ブランド運動に迫ったドキュメントである。
標的はナイキ、シェル、ギャップ、スターバックスといった世界的に有名な多国籍企業のブランド
ばかり。本書はこうした企業が攻撃されるにいたった理由を3つの点から論じている。
1つ目は、ブランド拡大戦略を掲げる企業のマーケティングに、文化や教育が
取り込まれたというもの。都市空間、メディア、音楽、スポーツのほか、学校や政治的表現の場も
企業の進出によって歪められたと指摘する。
2つ目は、企業が進める合併やシナジーにより選択肢が奪われたというもの。意に添わないもの
を排除する企業検閲の存在も伝えている。
3つ目は、外部委託、パート労働などの雇用形態に
シフトする企業により仕事が奪われた、というもの。企業がアジアにもつ「搾取工場」の実態も
ここで暴かれている。
「そして反撃は始まった」とし、さまざまな形の反企業運動を取り上げている。なかでも著者は、
インターネットを駆使する若い世代の活動家に注目。企業のマーケティングを逆手にとるような、
彼らの洗練された方法を積極的に描いていく。シアトルでの抗議行動は氷山の一角、企業の
グローバル化とともに反抗勢力も世界的にネットワークを広げている…。こうした世界規模の
新しい現実が、見事に活写されている。
著者は1970年生まれのジャーナリスト。本書では自身の活動家としての側面も隠していない。
独自に取材・調査したという箇所の説得力はやや弱く感じられるが、一方で、大企業の
マーケティングを読み解く鮮やかさが印象に残る。世界的な反企業運動の全貌を初めてとらえたと
いう点で、価値ある1冊であることは間違いない。
★利潤か人間か―グローバル化の実態と新しい社会運動
著者: 北沢 洋子; 新品 Y 2,100
先進国の金持ちの利益を代弁し、格差を広げるIMF・世界銀行・WTOの実態や、著者が海外で
間近に見た社会運動の紹介、最貧国の債務の帳消しの動きなどを収録。公正な社会を創るための
提案をまとめる。
★地球は売り物じゃない!―ジャンクフードと闘う農民たち
著者: ジョゼ ボヴェ; 新品 Y 2,310
1999年8月、フランスのミヨ市で、農民同盟を中核とする市民がマクドナルドを解体するという
事件が発生した。この運動の主導者であり、1999年11月のシアトルでのWTO反対デモでも
活躍して、国民から英雄視されたボヴェとデュフールに対してのインタビューをまとめたのが
本書である。
農業、食文化、グローバリズムなどの問題や、ボヴェたちが長年取り組んできた農業運動の
目標と実態が明らかになる。マルブッフ(ジャンクフード)による味の画一化や安全性低下の
問題は、多国籍企業に支配されて生産性至上主義に傾倒する近代農業の問題につながる。
ボヴェたちは、農業の安全で多面的な機能の復活による消費者との交流、自由貿易を加速させる
グローバリズムに対抗する食糧自決権、農業を軸とする新たなインターナショナリズム、人権尊重
を基礎に置く貿易ルール作りなどを主張する。そして、工業的農業を脱して自然環境と人間生活に
本当に適した「農的農業」を回復する方法論を示す。そこには冷厳な現実感と具体性があり、
ボヴェとデュフールの農業経験に基づく博識と洞察力に驚かされる。
食品の安全性問題、環境問題などに関心が強まる現在の日本でも、ボヴェたちの提言は
重要性をもつ。グローバル化という画一化に対抗する多様性の主張が、国境を越えて連帯を
生むという、一見矛盾した流れの真実も理解できる。日本人には不慣れな、市民社会のための
「運動」の意味を知ることにもなる。
★安ければ、それでいいのか!?
著者: 山下 惣一; 新品 Y 1,575
65円ハンバーガー、激安牛丼、輸入野菜…。食に焦点をあて、丹念に調査・取材し、その本質
に迫る。なぜそこまで安くできるのか、背後で何が起きているのか、これからの食と暮らしは
どこへいくのかを考察する。
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